
編集:若菜晃子 小冊子:47ページ 発行年月:2020/7/31
「街と山のあいだ」をコンセプトに、毎号ユニークなテーマで身近な自然や山を特集する小冊子「murren(ミューレン)」の26号。
毎号、ひとつのテーマを特集している本誌の今号の特集は「模様」。
アフガニスタンのキリムの絨毯、ギリシャのクレタ刺繍、アイルランドのアランセーター、タイのナーガの織物、そして日本の津軽こぎんなどなど・・
模様の図版と歴史をひもといていくと、
それらは遊牧民のためのものだったり宗教的なものから、自然をモチーフにした小さな島に息づくものだったりと、どの模様にも意味があって、そこで生きている人々の文化が写り込んでいることがわかります。
巻末にはおなじみユトレヒト岡部さんのブックガイドも。
どこを切り取っても豊かな視点と編集に溢れた小冊子です。