スナップショットは日記か? 森山大道の写真と日本の日記文学の伝統 / 大竹昭子
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スナップショットは日記か? 森山大道の写真と日本の日記文学の伝統 / 大竹昭子

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著者 : 大竹昭子 出版社:カタリココ 文庫サイズ 61ページ 並製 発行年月:2020/8/11 カタリココ文庫「散文シリーズ」第2弾、大竹昭子随想録『スナップショットは日記か? 森山大道の写真と日本の日記文学の伝統。 本書は、スウェーデンのヨーテボリで行われた授賞式の模様を皮切りに、森山大道の写真の核心を探っていくものです。森山の写真は、街路で目にしたものをスナップショットするという単純な方法で撮られていながら、世界が異界に満ち満ちていることを見る者に突きつけます。 日々歩いて撮るというシンプルさと、それが生みだすイメージとの飛躍。 著者はこの2点に注目し、そこにドナルド・キーンが『百代の過客』のなかで指摘した日本の日記文学の伝統が息づいているのではないかと考えます。スナップショットは1950年代、カメラの小型化とともに広まりましたが、世界的には衰退する傾向にあります。 ところが、日本では森山大道をはじめとしてこれにこだわる写真家は多く、若い世代にも引き継がれています。 そこに平安時代以来の日記文学の伝統がかたちを変えて継承されているのではないか、という著者の指摘は、コロナ禍にあって日記が見直されているいま、さまざまな方向に考えを発展させる可能性を秘めています。 本書は、『新潮』2020年7月号に掲載された同名原稿を加筆修正し、早くも書籍化。森山大道さんとのコロナ下で行われた最新のインタビュー(オフトーク)に加え、森山大道略年譜も追加収録。文庫サイズながら、随所に挿入された森山大道作品も論考とともに力強く迫ってきます。