other

編集:アルテリ編集室(橙書店)雑誌:144ページ A5判 発行:2020/8
熊本の書店 橙書店発行の文芸誌10号。
渡辺京二さんによる10号の区切りとしての文章「『アルテリ』創刊始末」にはじまり、谷川俊太郎さんと石牟礼道子さんの空想の対詩、石牟礼道子さんの「苦海浄土」刊行直後のインタビュー、田尻久子さんの同性愛に関するエッセイから坂口恭平さんの「畑までの道」、初登場の岡田利規さんのエッセイに、黒田征太郎さんのぬり絵などとても豪華な内容です。
それぞれが、それぞれの生活の中からの文芸を紡ぎ出していて、コロナ渦にあっても熊本文芸のたくましさを感じずにはいられません。
〈目次〉
渡辺京二 「『アルテリ』創刊始末」
冨崎 哲 「石牟礼道子、語る」
石牟礼道子+谷川俊太郎 「石牟礼道で石蹴り」
黒田征太郎 「ぬりえとたしえ」
岡田利規「パラレル・ワールドで読書し、献立を考えている」
田尻久子 「家族になる」
ゆうた 「ゲイの人生」
坂口恭平 「畑までの道」
磯あけみ 「とりとめもなく」
桂 「私たちの部屋」
島田有子 「綿虫と箱 島田真祐徒然」
浪床敬子 「『ヤマコー』と見た幻」